35歳で妊娠と出産の体験記

お腹の赤ちゃんを守る

出血する

妊娠初期は本当に大切な時期です。ましてや初めての子となりますと、不安や心配事も増えますね。「出血=流産の兆候」とみられる方も多いのではないでしょうか。私は妊娠初期に出血が2度ありました。一度目はほんの少しの出血でしたが、何が起こったのかわからないですし、赤ちゃんからのどういうサインなのかも全く検討がつかず、不安な気持ちいっぱいで病院へ向かいました。

結果は前日の内診時に、傷つけたようで、大事には至りませんでした。内診時についた傷が原因の出血はよくあることだそうです。2度目の出血も同じく少量だったので、また同じかなと思いながらもやはり気になって仕方がなく、病院へ連絡して念のため診察をうけました。結果は切迫流産のてまえでした。

対処が早かったので、流産は免れたものの、本当に不安で毎日重い気持ちで過ごしました。切迫流産と診断されても全く痛みのような自覚症状はなく、しっかりとつわりはありました。万が一、流産しても赤ちゃんをだすまではつわりが続くので、つわりがあるから大丈夫という安易な考えはやめてください。

そして安定期に入るまで、自宅安静になりました。もしあのときまた前回と同じだと思って、診察を受けていなかったら取り返しのつかないことになるところでした。妊娠初期の出血は、切迫流産のほかにも子宮外妊娠なども考えられます。また、特に心配のない、着床する際の出血や胎盤が完成するまでの出血、膣炎など、原因はさまざまです。

少しでも不安なことや心配事、異変を感じることがあれば、すぐに病院へ連絡しましょう。血液の色(赤、ピンク、茶色など)、血液の量(500円玉ぐらいや、月経2日目の量など)を確認され、判断してもらえると思います。なので、「出血=流産の兆候」と考えずに、落ち着いて対処しましょう。

一番困ったこと

妊娠初期で困ったことは、つわりはもちろんそうですが、初期は全然お腹も大きくなくて周囲の人に妊婦であることを気づいてもらえない点です。いくつか実際の体験談をご紹介したいと思います。まず、喫煙についてです。現在、タバコの値段もあがり禁煙ブームの波で、喫煙者は喫煙室で吸うことが当たり前のようになっています。

ですが、中には喫煙室を設けていないところもあります。妊婦さんにとって、喫煙・飲酒は最大の敵です。乳幼児突然死症候群の原因ではないかとされているものです。主流煙より副流煙には、発ガン性物質やお腹の赤ちゃんに悪影響なものがたくさん含まれています。お腹が大きくないと、妊婦であることに気づかれずに近距離で喫煙されてしまうこともあります。

主人は喫煙者ですが、妊娠中からずっと室内では喫煙を避けてもらっています。新生児や子どもにも悪影響だからです。次に、人混みです。人混みを歩く際には十分人と間隔をあけて、気をつけなければいけません。押されたり人混みに押し流されてお腹を圧迫されることも少なくありません。

そして最も苦痛を感じたのがバスや電車の車内です。お年寄りや妊娠中の方や小さな子ども連れの方などの優先座席がありますが、お腹が大きくないとなかなか座りにくいものでした。ですが、妊娠初期のつわりの時期にバスや電車はとても辛いもので、気分が悪くなりますし長時間立っていられなくもなります。同じような方を何度か見ましたが、膝の上に母子手帳をおいて座っておられる方もいました。

それでもいいのですが、市役所に母子手帳の交付をしてもらったときに「妊娠バッジ」をいただけるところがあります。いただけない場合は自分からたずねてそのバみるといいですよ。バッジをつけていると周囲から妊婦さんであることも理解されやすいので、妊娠生活中の移動やおでかけ先で快適に過ごしやすくなりました。

シートベルトの着用について

妊娠中は急な眠気におそわれたり、長時間の運転は母体に負担がかかるのであまり良くないとはいいますが、車がなければ移動できない方やどうしても運転せざるを得ない方もいらっしゃると思います。私も、嫁ぎ先が田舎だったので、車がなければコンビニにもスーパーにも行けない環境でした。妊娠初期で、つわりがひどい方にとってはシートベルトは大変な苦痛ですよね。

とくにお腹も大きくないし、直接圧迫されるようなことはないのに、座席に座りシートベルトをかけると急に圧迫されたように感じ、吐き気をもよおしていました。首もとにシートベルトがあたると、なんともいえない気分になっていたのをよく覚えています。日本の現在の法律では、妊婦さんはシートベルト着用の義務を免除するとされています。

どうしてもシートベルトが困難なときは、必ず母子健康手帳を携帯しておけば、シートベルトはしなくても大丈夫です。ですが、欧米では、妊婦さんでもシートベルトの着用は義務化されています。それは、交通事故時の「お腹の赤ちゃんの死亡率=母体の死亡」が、シートベルトをしているときのほうが低いからだそうです。日本でも、妊婦さんもシートベルトをしましょうという運動がすすめられています。

なかなか難しいことですが、万が一のときの赤ちゃんのことを考えて着用することをオススメします。シートベルトを着用するときは、直接お腹にかからないようにすることが鉄則です。胸と胸の間を通して脇のしたにいれるといいですよ。お腹の上にかかるシートベルトは、骨盤にかかるように座りなおして調節していました。妊婦さんだったら捕まらないからという安易な考えを改めることもお腹の赤ちゃんのためですね。