35歳で妊娠と出産の体験記

産後を快適に暮らすポイント

入院中の生活

出産での入院は、病気やケガでの入院と違って毎日忙しく、あまりゆっくりは出来ません。 母子同室かどうかでも違ってくるとは思いますが、初産の場合、産まれたばかりの赤ん坊の世話だけでも大変です。 まず看護師の指導の下、オムツの替え方、ミルクの作り方に母乳の与え方、沐浴(赤ちゃんのお風呂です)のやり方などを習います。

退院したら、自宅での育児が始まりますので、分からないことなどなるべく無いように質問をしながら習います。 母子同室の場合は、指導の時間や食事の時間、検診の時間など以外は全ての世話を母親がします。 夜間は、ナースステーションで預かってくれる病院もあるようですが、その場合でも授乳の時は起きて対応しなくてはいけません。

新生児は大体3時間毎に授乳しなくてはいけませんので、出産直後の弱った体には中々堪えました。 その他には、親戚や友人などの見舞い客への対応もありますし、毎日1度は医師による産後の経過観察と、それとは別で傷口の消毒などもありました。 忙しくて体を癒す暇も無かったのですが、それより辛かったのは育児への不安でした。

昼間、家族が見舞いに来ている時はいいのですが、面会時間が終って子供と二人きりになった時は、とても強い不安を感じました。 初めての育児で分からないことでも、医師や看護師にとっては当たり前のことが多いので、いちいち教えてはくれません。 疑問や不安に思ったことは、その都度メモに残しておいて、遠慮せずこちらから聞きましょう。

緊急の時は、躊躇せずナースコールを押すことも大切です。 退院後も分からないことはいっぱい出てきます。 入院中は折角プロに何でも聞ける環境ですので、どんどん活用しましょう。 母親にしか気付けない異常もあるかもしれません。

出産時の自己申告の大切さ

今回の出産での入院を通して、強く感じたのは自己申告の大切さでした。 医師や看護師、助産師は出産のプロですが、出産というものは千差万別人それぞれです。 私は、陣痛が腰にくるタイプでしたので、楽な体勢などの看護師のアドバイスがことごとく的外れに感じました。 陣痛を監視するモニターもお腹側につける為か、陣痛の強さの実感とグラフに出る結果に差がありました。

グラフを見て、まだまだと言う看護師に頼み込んで医師を呼んでもらい内診をしてもらったところ、子宮口が全開になっていたりもしました。 私は子供の頃から、お腹が弱く痛みに耐える機会が多かった為、陣痛時も痛みに耐え叫び声一つ上げませんでしたので、余計まだまだ先だと思われたようです。

出産時も初産は時間がかかるからと言われ、いきむ指示だけして助産師は一旦退室してしまいましたが、私の実感としてはどう考えても生まれる直前でしたので、退室後すぐにナースコールで呼び戻しました。 結果、急いで支度をして分娩台に上がり、3・4回のいきみで出産しました。 病気やケガの治療では、考えられないようなことが多々ありました。

医師や助産師に産ませてもらうのではなく、「自分で産む」という気持ちが大切だと思います。 我慢もし過ぎないように、痛い時はしっかり叫びましょう。 産後の経過も人それぞれ違います。 里帰りするかなどの家庭の事情によっても、回復度は変わってきますし、異常を感じた場合は躊躇せず医師に伝えましょう。

産後の検診では、ただの悪露(産後に出てくる分泌物)だと言われていたのに、きちんと調べたら子宮内に胎盤が残っていて後日手術になったというケースもあるそうです。 出産は以外と原始的です。 原始的であるが故に医療が及ばない面もありますので、自分の感覚を信じて主張してください。

入院中にあると便利なグッズ

入院中にあってよかったグッズの1つ目はストローです。 出産したらほとんど動けない状態です。 ベッドから起き上がろうとしても体が動きません。 ベッドから動くことができないと不便なことは飲み物が飲めないということです。

実は、入院中はすごくのどが渇きます。 しかし、体が動かないので、ベッドで寝ながら飲まなければいけません。 その体制でペットボトルから飲もうとすれば、上手く飲むことができず、こぼしてしまいます。 そんなときにストローがあれば、寝たままの状態で飲むことができます。 出産が終わるととてものどが渇くということを覚えておいてください。

2つ目がプリンやゼリーのような噛まなくても食べれるものです。 出産の後は食欲がない時があります。 通常なら食欲がないときはそのまま何も食べなくてもいいのでしょうが、産後は食欲がなくても食べないといけません。 理由は生まれたばかりの赤ちゃんの授乳しないとけいないからです。 そのためには、ママが何も食べなければ授乳できないということもあります。 それを避けるためにプリンやゼリーがあると重宝します。

家族にプリンやゼリーを買っておいてもらいましょう。 プリンやゼリーなら噛まなくてもいいですし、冷たいので食欲がなくても食べられます。 もちろん、プリンやゼリーでは栄養面で不安がありますが、何も食べないよりはいいです。 食欲が出たら、しっかり食べればいいのです。

3つ目が長い靴下です。妊娠中に足のむくみで困った人なら産後もむくみで困ることが多いです。 特に入院中はベッドに寝ている時間が多いので、足はむくみがちです。 そんなときに便利なのが長い靴下なのです。 足をあまり締め付けないタイプの長い靴下を履いて寝ていると、あら不思議、足がむくみません。 私も妊娠中からむくみで大変だったのですが、長い靴下のおかげで、産後のむくみで悩むことはありませんでした。