35歳で妊娠と出産の体験記

妊娠中に起こった出来事

安定期の生活

妊娠5ヶ月頃になると「安定期」と言われ、比較的動けるようになってきます。これは、「安定期」だからといって、絶対に安全・安心というわけではありません。友達の助産師さんによると、検診も内診もなかった昔は、つわりがおさまり、胎動を感じるようになると流産の心配がなくなったということで、「安定期」と呼ぶようになったそうです。

なので、安定期にはいったからといって、ハードな仕事をしていいわけではないということらしいです。ですが、胎盤が完成してほっと安心できる時期であることは間違いありません。私の母も、「安定期にはいったら少し安心できるわ。」と言っていました。ひどかったつわりも妊娠4ヶ月から5ヶ月にはいる頃にはだいぶおさまってくる人が多いですね。

私も、安定期にはいるとウソのようにおさまりました。とても不思議なんですが、前日まで嘔吐していたのに、急に吐き気がなくなり食べ物を見るとおいしそうに感じるんです。それからは食事がおいしくて仕方なかったのをよく覚えています。これは、安定期頃からは赤ちゃんへの栄養のためにお母さんがしっかりと食事をとって、自分で栄養を補給していかないといけないからだそうです。

それまでは、今まで母体に蓄えられていた栄養で過ごしていた赤ちゃんが、さらに大きく元気に育つために、お母さんからどんどん吸収しているのです。この頃から、お腹も少しずつ大きくなり始めて、食べ過ぎていなくても体重は少しずつ増加していきます。

それも赤ちゃんを育てるための血液だったり、水分だったり、妊娠に必要なものがどんどんつくられていくからです。私は3人を出産していますが、妊娠5ヶ月にはいると短期間に1キロは増えていました。それもつわりがひどく、ほとんど食事をとれなかった2人目のときもです。なので、安定期は多少体重が増えるものと思って、そこまで気にしなくていいのではないかなと思います。

安定期にする検診

安定期にはいると検診にも変化があります。それまで内診だけだったものが、エコーによる検診がはじまります。お腹にジェルを塗り、その上に機械をあててお腹の赤ちゃんの様子が見れるというものです。これも、一人目のときはジェルが冷たいものだったのですが、どんどん改善されて、暖かいものになっていました。

冷たいと、お腹が冷えてよくないとか赤ちゃんがびっくりしてしまうといった理由で改善されたそうです。妊娠経過が順調な人は、このエコーだけの検診の場合もあるそうです。私は、一人目から切迫早産だったので、毎回内診とエコーがありました。はじめてエコーで、赤ちゃんの様子を見たときは本当に感動しました。

妊娠がわかってすぐのエコーでは心音しか確認できなかったので、ほんの数ヶ月で赤ちゃんの形が出来上がっていることに人間の神秘を感じました。頭にお腹に手足が、その日の赤ちゃんの状態にもよりますが、はっきりと見えるようになっていました。残念ながらいつも胎盤にかくれてしまっていて上手に見ることはできませんでしたが、いつも元気な様子を見せてくれました。

先生が頭とお腹と足の計測をして、予想体重をだしてくれます。それと同時にどれぐらいの週数の大きさなのかもわかるようになっています。中でも、一番驚いたのが4Dエコーです。なんと、赤ちゃんの顔がはっきりと見えるんです。鼻が高いとか、目が大きいとか、これを見て家族でどんな赤ちゃんなのか想像していました。

手の動きもよくわかって、顔を隠していたり、パンチしていたりする様子を見ることができました。一人目のときはこれがまだ珍しいもので、4Dを導入している病院はやはりかなりの人気が集中していましたね。今では、3Dや4Dを導入している病院が増え、DVDにまでコピーしてくれるところもありました。検診でもらった4Dの写真は大切にアルバムや育児日記に貼ってあります。写真屋さんでは、検診のときのエコー写真でアルバムを作成してくれるサービスもあるほどです。

安定期の体重管理

安定期をすぎると驚くほど食欲が増してきます。食べても食べてもすぐお腹がすいてしまうという妊婦さんも多いのではないでしょうか。この時期から気をつけなければいけないのが体重の管理です。1ヶ月後の検診であまりにも体重が増えていると、先生から注意をうけ、栄養指導を受けることもあります。

かといって、食欲を我慢できないのがこの時期です。体重を上手に管理するには、食事の内容と規則正しい生活に、毎日の家事をきっちりと行うことがポイントです。お腹がすいたからといって、菓子パンや甘いものばかりに手をだしていればどんどん体重は増加していきます。外食も高カロリーなので、できるだけ家で食べるようにしましょう。

野菜、魚、炭水化物をバランスよく摂取して、甘いものが食べたくなったらヨーグルトやプルーンなどの栄養が含まれたものを食べるのがオススメですよ。我慢ばかりしすぎるとストレスになってしまうので、たまにはご褒美においしいケーキを食べることも重要です。問題は、「食べ過ぎない」ということです。私は一人目のときに食欲がどんどん増していき、危機を感じました。

つわりがしんどかった分、食事がおいしいと思えることが何より嬉しかったんです。それに、同居していた両親も「お腹の赤ちゃんの分と2人分食べや!」というのが口癖でした。そう言われた経験のある妊婦さん、たくさんいらっしゃると思います。私がこの時期に実際に試していたのが、最近よく耳にするようになった「食べる順番ダイエット」です。

安定期の体重管理=ダイエットではないのですが、食事をする前に野菜だけさきに食べるんです。それもオススメは、ゆで野菜やノンオイルドレッシングをかけた生野菜。そしてできるだけ、炭水化物は最後に食べるようにして、夕食は炭水化物の量を減らします。これは効果がありました。

空腹時に炭水化物を摂取するのが一番体重増加へつながるからです。さきに野菜とたっぷり摂取することで、栄養にもなります。体重が増えるからといって、食事を過度に減らすことは赤ちゃんにも母体にもよくありません。また、この食べ方は妊娠による便秘の解消にもなりますよ。体重管理=ダイエットではないということをしっかりと覚えておき、食事の内容で管理するように心がけましょう。